主な史跡
<仙町>
阿弥陀仙寺の菩提樹
旧宮ノ下公民館(仙町)の西にある丘には約520年前に栄えたといわれる真言宗阿弥陀仙寺の跡がある。大小の僧坊跡が数百も散在し、古くから一千坊と呼ばれている。
各屋敷には石垣や泉水庭園の跡が残り、当時の繁栄をしのばせている。この寺跡の中央付近に菩提樹が生えており、千数百年前インドから渡来した高僧が植えたとも言い伝えられている。寺は一向一揆で焼かれたが、木は生き残り人々から敬われている。
※インドボダイジュは、別名「天竺菩提樹(テンジクボダイジュ)」とも呼ばれ縁起の良い常緑樹です、仏教三大聖樹(仏教三霊樹)のひとつです。葉はハート型にも見え先端が長く伸びるのが特徴です。日本各地の仏教寺院などに本種の代用として植えられている落葉樹(シナノキ科)菩提樹は別種です。
<江上町>
※金劔神社に奉納されている夢楽洞万司の絵馬(実物は福井県歴史博物館が収蔵)
紅葉狩図 寛政2年(1790年)7月(80.9×170.5)
和藤内図 寛政3年(1791年)7月(51.5×127.0)
御所垣内馬図 文化5年(1808年)7月(34.0×36.8)
矢の根五郎図 文政4年(1821年)7月(60.8×43.5)
勧進帳図 弘化3年 (1846年)7月(55.8×61.3)
九尾の狐退治図 安政4年(1857年)7月(81.5×98.3)
菅原保昌と袴垂図 明治7年(1874年)1月(52.5×61.5)
<御所垣内町>
<島山梨子町>
<内山梨子町>
<剣大谷町>
※明治八年に岸水、天菅生、剣大谷、江上、御所垣内、仙、島山梨子、内山梨子の八部落で江上小学校
を設立、児童数は約三十名、内女子は四~五名、一学級で先生はひとり、明治十年に校名を成器小学校
に改める。
校舎は四間×四間一尺の十六坪あまりの教室と七坪余りの先生の宿舎があったとされる。
以上、資料は平成九年~十年にかけて発行された「ふるさと宮ノ下」... ふるさと懇話会編集から引用させて頂きました。