みどりの愛護大臣表彰 2020年8月25日 福井新聞より
2020年宮ノ下地区ビジョン
.......... ふりかえり ..........
宮ノ下花の郷づくり実行委員会
※平成29年度より「まちづくり宮ノ下地区委員会」に事業継承しました
①コスモスを中心にした花の郷づくり事業のきっかけ
Ⅰ, 余剰米の増加に伴う減反政策への対応
Ⅱ, 地域素材の活用
(越前海岸、東尋坊、芦原温泉などの観光地に近く、また水田の基盤整備がなされ乾田である)
Ⅲ, 江上町の一農家が、平成5年にコスモスで迷路を作り話題となった
②宮ノ下花の郷づくり実行委員会発足の経緯と組織
景観作物として、江上町でコスモス栽培に取り組みはじめて2年の平成8年、御所垣内町が栽培に参加したことと、予想を超えた反響に対応しながら地域づくり事業につなげようと、公民館からの呼びかけで地区内の機関、団体を網羅して「宮ノ下花の郷づくり実行委員会」が発足し、またコスモス畑の名称を「宮ノ下コスモス広苑」とする。
③宮ノ下花の郷づくり実行委員会の主な事業
内 容 | 実施年 | 季節 | |
(1) | コスモス栽培と広苑の管理運営 | 平成7年 | 秋 |
(2) | ふるさと歓迎花壇の造成 | 平成8年 | - |
(3) | 九頭竜川堤防沿いに水仙の球根3万個植える | 平成8年 | 冬 |
(4) | 九頭竜川堤防沿いに桜の苗木200本を植樹 | 平成9年 | 春 |
(5) | 地区全戸に百日紅の苗木を配布 | 平成10年 | 夏 |
④コスモスまつりについて
常任委員会メンバーの発案で、平成7年に急遽「第1回コスモスまつり」を開催する。平成9年、祭り の名称を「福井コスモスまつり」とし現在に至る。まつりには、約30張ものテントが並び、地区内だ
けでなく、地区外からの出店も多く、農産物や民芸品、飲食良品等の即売のほか、和太鼓の演奏や各種 イベントが行われ終日にぎわう。
⑤これまでの成果
(1) 世代、集落、老若のかべを越えて地区内の融和と連帯意識が深まる。
(2) 団体間に協調性と連携の意識が芽生えた。
(3) コスモスまつりに合わせた野菜栽培等の情報交換を通し、地区内の交流が深まる。
(4) 見物に訪れる人との交流が増え、区民に意識の変化が見られるようになる。
(5) 地区住民の共通話題ができ、親睦が深まる。これら成果の背景には以前から地域事業等を
通し、壮年会をはじめとする各種団体の連携と、協力体制ができていたことが挙げられる。
⑥各賞受賞暦
平成 9年度 第34回 全国花いっぱいコンクール 運輸大臣賞受賞
平成 9年度 第5回福井市都市景観賞受賞
平成10年度 豊かな村づくり 北陸農政局長賞受賞
平成11年度 農林漁業とくらしのイメージアップ活動 福井県知事賞受賞
平成30年度 全国花のまちづくりコンクール 農林水産大臣賞受賞